湖北盆悔展開催のご案内

 湖北の春に先立ち恒例の盆梅展が長浜、浅井、山東の三会場で1月10日から始まりましたのでご案内します。
 長浜盆梅展は長浜市慶雲館で3月13日まで開催されています。
 約50年ほど前、浅井町高山の盆梅づくり名人・故高山七蔵氏が長浜市に40鉢の盆梅を寄贈されたのがきっかけで始まり、今年は54回目になります。樹齢400年を越える八重紅梅「不老」、高さ2.7メートル重さ750キロの「さざれ岩」など、所蔵の盆梅は三百鉢にも上りますが、見ごろを見計らって入れ替えながら常時90鉢が展示 されます。今年は昨年末の暖かさで、例年より開花が2週間ほど早いそうです。
 写真の「花音」は八重白梅で樹齢100年です。春の足音が聞こえてくるような美しさから命名されたそうです。
 浅井盆梅展は3月10日まで浅井町プラザふくらの森で開催されています。こちらも高山の高山重左・ことめ(七蔵さんの妹)ご夫婦が50鉢寄贈されたのが始まりで、長政、お市、千姫など地元ゆかりの名前を付けて、樹齢400年を越える梅を含めた約140鉢の中から常時74鉢を入れ替えしながら展示しています。
 写真の盆梅は右からお市、長政、久政と名付けた梅ですが、高さ2メートルを超える長政は既に白い花を咲かせています。まだ蕾の梅が多く見ごろは2月上旬です。
 山東町の鴨の里盆梅展・蘭展は3月10日までグリーンパーク山東で開催されています。こちらは町内の盆梅愛好家28人が約300鉢を出品し、見ごろに合わせて常時130鉢を展示しています。巨木で勇壮な梅が多く、見ごろは2月中旬です。
 蘭展では奈良県の農園から出品された150種、400点の内、約80種を展示し、即売しています。
 皆様も見ごろに合わせて湖北への旅を計画されては如何でしょう。
 最後に会場で見かけた「梅の訓」を記してご案内とします。
 霜雪を経て百花魁け
 香気正に類なし
 結実緑の宝玉となり
 時の豊凶を卜す
 成熟塩石の苦に甘んじ
 而して人に長命を施す

(柴田清廣記)
長浜盆梅展 長浜盆梅展
長浜盆梅展 八重白梅「花音」 浅井町盆梅展 「お市」「長政」「久政」
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蘭展  

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