長浜支部第４６回秋の歩こう会

南京町を中心に異国情緒が感じられる神戸市中心部を楽しむ

令和７年１１月２１日（金）　参加者１４名

　(顔の部分にマウスポインタを当てると名前が出ます　敬称略）
神戸博物館前にて集合写真
左から：大岡弘和、中嶋　清、直井一博、木村昌弘、森川栄壽、
岩田正博、三田村和典、野呂忠章、磯田　智、鈴木健治、小林貞人、
伊藤冨秋、馬場智章、北村柾美

　　11月21日、北風が少し冷たく感じましたが、晴れわたった絶好の行楽日和に、
　「南京町を中心に異国情緒が感じられる神戸市中心部を楽しむ」と題された
　第46回秋の長浜支部歩こう会が実施されました。
　
　　10時過ぎに三ノ宮駅に、今回初参加の木村昌弘さんを含む14人のメンバーが集合して、
　小林支部長の挨拶と、岩田幹事からのコース説明を頂いた後、最初の目的地、
　生田神社を目指して、大都会神戸の街中散策をスタートしました。
　
　　5分ほどで縁結び、安産の女神様を祭る生田神社に到着すると、
　七五三詣や観光客で大変な賑わいでした。
　お参りと記念撮影を済ませ、神社の奥にある「生田の森」など境内を散策。
　神社の由緒書きによると、「生田の森」は、源平合戦の戦場になったことは有名で、
　平家軍が生田の森に陣を構え、一の谷から生田の森へかけての一帯が戦場となったそうです。
　また、生田神社は「蘇りの社」とも称され、神戸大空襲、阪神淡路大震災など、
　幾度の戦災、災害を乗り越え、市民の力で復興していった精神的な支えになっている様です。
　
　　次に30分ほどかけて関帝廟に向かう道は、途中には兵庫県庁もあり、
　神戸のビル街、メインストリートでした。
　
　　関帝廟は中華圏の人々には最も信仰されていて、三国志に登場する長い髭の英雄、
　関羽こと商売の神様・関帝が祀られています。
　世界中に華僑が散らばっていったときに、商売が繁盛する様にとその居住区に関帝廟を立てたので、
　横浜や長崎などでも関帝廟を見ることが出来るそうです。
　
　　関帝廟では中国式参拝の方法の説明書が置かれていて、これに従う方がご利益が高いのでしょうが、
　今回は手を合わせる略式で失礼させていただきました。
　また、おみくじも中国式の引き方があり、こちらのほうは世話役の岩田さんがあらかじめ勉強されていて、
　その説明に従いメンバーの一人が運勢を確かめられました。
　
　　次はJR線をくぐり、元町商店街を通り、３０分ほどで南京町まで。
　南京町は、入った途端雰囲気ががらりと変わり、修学旅行生などの多くの観光客の食べ歩き、
　出店の店員さんの呼び込みの声、おいしそうな匂い、赤や黄色が目立つ中国風の建物、
　などが入り混じった大変な賑わいと異国情緒を見せていました。
　
　　中華街の中心は春節祭などの折、テレビにもよく出てくる中国風モニュメントがある広場になっていて、
　そこから中華街は四方向に延び、食べ物屋と土産物店が立ち並んでいます。
　
　　調度お昼時でしたので、それぞれお好みのお店で中華料理の昼食を済ませました。
　
　　午後は博物館めぐりでした。まず訪れたのは神戸華僑歴史博物館です。
　訪れる人は多くはなく、小規模の博物館でしたが、国際都市神戸ならではの博物館で、
　明治維新で神戸港が外国に開かれた時に渡来してきた中国系の人々に関係する歴史資料の展示物を通じて、
　南京町を中心とした華僑社会の発展や戦時の苦難、再興、
　そして現在の共生共栄の時代などについて知ることができます。
　
　　次の博物館は神戸市立博物館でした。ちょうど、人気の「大ゴッホ展」が開催されており、
　多くの人が詰めかけていて、入場チケットの購入に30分ほどかかる行列もできていました。
　今回の歩こう会の予定には時間の関係で展覧会の見学は入っていませんでしたが、
　見学希望の２名の方が、ここでメンバーと別れ「大ゴッホ展」に入場されました。
　ほかのメンバーは予定通り、博物館の常設展示である「神戸の歴史展」を見学しました。
　
　　「神戸の歴史展」では、古くから海・港を介して様々な交流の舞台となった神戸の歴史を年代別に学ぶことができます。
　神戸港の名称も、大輪田泊→兵庫津→神戸港と変遷しながら、古くから瀬戸内海航路の拠点として、
　そして平家の西国支配の拠点として栄え、さらに明治維新で世界に開かれ発展した神戸の歴史が、
　文献資料や模型を使って展示されています。
　特に、瀬戸内海に近い丘陵に作られた大型古墳の模型や、明治時代の外国人居留地の街並み模型の中を
　モニター画面上で散策できるデジタル機器が設置されていて目を引きました。
　
　　最後に、大震災で倒壊した神戸を代表するデパート大丸の復興の様子を確かめたところで、
　当日の予定コースの全員無事完歩を果たし、各自、三ノ宮駅からの帰路につきました。
　
　　大震災から見事に復興を果たした大都会神戸の近代的な姿と、長い歴史を持つ異国情緒にあふれた
　国際都市としての神戸の姿を垣間見ることができ、充実した楽しい1日を過ごすことができました。
　
　　お世話頂いた世話役の皆様、ありがとうございました。
　
　　今回の参加者は14名で、次の皆さんでした（敬称略）。
　磯田　智、伊藤富秋、岩田正博、大岡弘和、北村柾美、木村昌弘、小林貞人、
　鈴木健治、直井一博、中島　清、野呂忠章、馬場智章、三田村和典、森川栄壽
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（記：伊藤富秋）
　 　　
　　
初参加の木村さんの挨拶生田神社に到着
生田神社にて

　
　　大岡弘和様作成の長浜支部歩こう会の動画集です。
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